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数字で考える店舗経営 06

稼働率を考える ─ 100%はほぼ存在しません

どれだけ集客できても、すべての枠が埋まることはありません。現実的な稼働率から、価格や売上目標を逆算しましょう。

Intro

稼働率100%は、ほぼ存在しません

売上計画を立てるとき、すべての枠が埋まる前提で計算していないでしょうか。実際には、キャンセル、体調不良、急用など、どうしても空きは出ます。

図では、稼働率の目安が3段階で示されています。100%(理想)はすべての予約枠が埋まっている状態ですが、ほぼ存在しない理想の状態です。70%(現実的)は多くのお店がこのあたりで推移し、集客・リピートのバランスが取れやすく、無理なく継続できる現実的なラインです。60%(やや低め)はまだ余裕がある状態で、サービス向上や準備に時間を使える一方、目標設定を見直す必要があるかもしれません。

100%を前提に立てた計画は、必ず未達になります。最初から70%で計算しておくほうが、現実的で達成可能な計画になります。

Infographic

図解:稼働率を考える ─ 100%はほぼ存在しません

1枚で全体像がわかる図解です。クリック(タップ)すると拡大表示されます。

稼働率を考える、100%はほぼ存在しませんという図解。現実的な稼働率の目安は3段階。理想の稼働率100%はすべての予約枠が埋まっている状態で、ほぼ存在しない理想の状態、体調不良・急用・キャンセルはゼロ?という状態。現実的な稼働率70%は多くのサロンがこのあたりで推移し、集客・リピートのバランスが取れやすく、無理なく継続できる現実的ライン。やや低めの稼働率60%はまだ余裕がある状態で、余裕がある分サービス向上や準備に時間を使える、目標設定を見直す必要があるかも。稼働率の違いで売上は大きく変わる(1ベッド・週5日・1日4枠の場合)。稼働率100%(理想)は月間予約枠数80枠・稼働率100%・月間実予約数80人・客単価10,000円・月間売上800,000円。稼働率70%(現実的)は80枠・70%・56人・10,000円・560,000円。稼働率60%(余裕あり)は80枠・60%・48人・10,000円・480,000円。ポイントは、稼働率が下がるほど売上も下がる、無理に100%を目指すより継続できる稼働率を基準にする、稼働率に合わせて価格や集客の戦略を調整することが重要。「売上」だけでなく「時間」と「心の余裕」も大切にする。現実的な稼働率を把握することが正しい価格設定と目標設定の第一歩であることを示した図。
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Numbers

稼働率の違いで、売上はこう変わります

1ベッド・週5日・1日4枠(月間予約枠数80枠)、客単価10,000円の場合の計算例です。

稼働率月間予約枠数月間実予約数客単価月間売上
100%(理想)80枠80人10,000円800,000円
70%(現実的)80枠56人10,000円560,000円
60%(余裕あり)80枠48人10,000円480,000円

※ 考え方を示すための計算例です。枠数・客単価・営業日数はお店ごとに異なります。ご自身のお店の数字に置き換えて計算してください。

Points

稼働率を考えるときの4つのポイント

01

稼働率が下がるほど、売上も下がる

当たり前のようですが、数字で見ると影響の大きさが分かります。100%と60%では、月間売上が32万円変わります。稼働率は、単価と同じくらい売上を左右します。

02

無理に100%を目指すより、継続できる稼働率を基準にする

常に満席の状態は、準備や片付けの時間が取れず、急な対応もできません。結果として、サービスの質が下がったり、体調を崩したりします。

03

稼働率に合わせて、価格や集客の戦略を調整する

稼働率70%で目標売上に届かないなら、単価を上げるか、枠数を増やすかの判断が必要です。稼働率を上げることだけが選択肢ではありません。

04

「売上」だけでなく「時間」と「心の余裕」も大切に

60%という数字は、余裕がある分、サービス向上や準備に時間を使えるという意味でもあります。目標を下げることが悪いわけではありません。

Summary

まとめ

現実的な稼働率を把握することが、正しい価格設定と目標設定の第一歩です。

数字をもとに、あなたのお店に合った経営計画を立てていきましょう。まずは、先月の実際の稼働率を計算してみてください。

現実的な稼働率を把握することが、正しい価格設定と目標設定の第一歩です。数字をもとに、あなたのお店に合った経営計画を立てていきましょう。

FAQ

よくある質問

自店の稼働率は、どう計算しますか?

月の実予約数 ÷ 月の予約枠数 × 100 で求められます。まず先月分を計算してみてください。

稼働率が60%を下回っています。

集客が足りないか、枠数が多すぎるかのどちらかです。枠数を減らして営業時間を短くすることも、選択肢のひとつです。

稼働率を上げるには、何をすればよいですか?

新規を増やすより、既存のお客様の来店頻度を上げるほうが確実です。次回予約の導線と、来店後のフォローから見直してください。

キャンセルが多くて稼働率が上がりません。

リマインド配信で改善できる場合があります。あわせて、キャンセルポリシーを事前に明示しておくことも有効です。

稼働率の改善を相談できますか?

はい。ネットクルーの「Business Navi」では、予約データの確認から、稼働率を上げるための施策の優先順位づけまでご相談いただけます。

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何から手をつければよいか分からない、という段階からで大丈夫です。現在の状況をうかがい、優先順位をつけて整理します。ご相談は無料です。

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