最初から100%を目指さない
稼働率100%は、準備・片付け・急なキャンセルを考えると現実的ではありません。常に満席の状態は、運営が回らなくなります。まず60〜70%を目標にしてください。
お役立ちコンテンツ
数字で考える店舗経営 05まずは、自分のお店の「上限」を知ることから。無理のない計画は、現実を知ることから始まります。一人サロンでも、考え方を整理すれば目標が見えてきます。
Intro
売上目標を立てるとき、「もっとがんばれば」と考えてしまいがちです。しかし、1日の時間も、1か月の日数も増やすことはできません。だからこそ、上限を知ることが大切です。
図の例で、1ベッドのお店の理論上の上限を計算してみます。営業日数:週5日(月平均20日)× 1日の予約枠数:4枠 = 月の最大予約数80枠。1枠あたりの客単価10,000円なら、月の最大売上は800,000円です。
これが「理論上の上限」です。ここから稼働率をかけて、現実的な売上目標を立てていきます。
Infographic
1枚で全体像がわかる図解です。クリック(タップ)すると拡大表示されます。
Numbers
上限80枠・客単価10,000円の場合の計算例です。
| 稼働率 | 実予約数(月) | 売上目標 | 位置づけ |
|---|---|---|---|
| 100% | 80枠 | 80万円 | 満席に近い理想(実際には運営が回りにくい) |
| 70% | 56枠 | 56万円 | 現実的な目標 |
| 60% | 48枠 | 48万円 | ゆとりのある目標 |
※ 考え方を示すための計算例です。営業日数・枠数・客単価はお店ごとに異なります。ご自身のお店の数字に置き換えて計算してください。
Points
稼働率100%は、準備・片付け・急なキャンセルを考えると現実的ではありません。常に満席の状態は、運営が回らなくなります。まず60〜70%を目標にしてください。
上限まで働くことが正解とは限りません。休みをどれだけ確保したいか、何時に終わりたいか。そこから逆算して、必要な客単価と稼働率を決める方法もあります。
「56枠を埋める」と決まれば、いま何枠足りないか、新規で何人必要か、リピートで何枠埋まるかが計算できます。目標が数字になると、打ち手も具体的になります。
上限を知らないまま「もっと売上を」と考えると、際限のない不安が続きます。上限が分かれば、「今やるべきこと」に集中できます。
Summary
売上の目標は「なんとなく」ではなく、自分のお店の上限を基準に、現実的な目標を設定しましょう。
上限を超える売上が必要なら、方法は3つしかありません。客単価を上げる、営業日や枠数を増やす、席やスタッフを増やす。がんばりで解決しようとする前に、この3つのどれを選ぶかを考えてください。
売上の目標は「なんとなく」ではなく、自分のお店の上限を基準に、現実的な目標を設定しましょう。
FAQ
施術時間に加えて、カウンセリング・準備・片付けの時間を含めて計算してください。施術時間だけで割ると、実際には入らない枠数になります。
多くの店舗で現実的な水準です。ただし業種や予約の入り方によって変わるため、まず自店の現在の稼働率を確認し、そこから少しずつ上げることをおすすめします。
客単価を上げる、営業時間や日数を増やす、席やスタッフを増やす、のいずれかです。それぞれ必要な準備が違うため、慌てて決めないでください。
月の売上 ÷ 月の来店数で求められます。メニュー別ではなく、実際の平均で計算することが大切です。
はい。ネットクルーの「Business Navi」では、数字の整理から、目標に必要な集客施策の優先順位づけまでご相談いただけます。
何から手をつければよいか分からない、という段階からで大丈夫です。現在の状況をうかがい、優先順位をつけて整理します。ご相談は無料です。
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