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数字で考える店舗経営 02

80枠を埋めるための計算式

売上は「枠数の積み上げ」で決まります。枠数と稼働率を意識すると、売上の目標がはっきり見えてきます。

Intro

まず「上限」を知ることから始まります

売上目標を立てるとき、「今月は○○万円」と金額だけを決めていないでしょうか。金額だけでは、達成できるかどうかの判断ができません。

まず知るべきは、お店の枠数(上限)です。図の例では、1ベッド × 週5日営業 × 1日4枠 × 月20日営業 = 80枠/月。これが物理的な上限になります。

そして売上は、実予約数(埋まった枠数)× 平均単価(1回あたりの価格)で決まります。平均単価12,000円で56枠なら、672,000円。この式が分かると、目標達成に必要な予約数が逆算できます。

Infographic

図解:80枠を埋めるための計算式

1枚で全体像がわかる図解です。クリック(タップ)すると拡大表示されます。

80枠を埋めるための計算式を示す図解。あなたのお店の枠数(上限)は、1ベッド×週5日営業×1日4枠×月20日営業で、4枠×20日=80枠/月。1つの枠をいかに継続的に埋めていくかが安定した売上につながる。売上の計算式は、実予約数(埋まった枠数)×平均単価(1回あたりの価格)=月間売上。売上=実予約数×平均単価。例として平均単価12,000円の場合、56枠×12,000円=672,000円。稼働率が大事になる。同じ80枠でも稼働率で売上は大きく変わる。稼働率(%)=実予約数÷80枠×100。稼働率100%なら実予約数80枠・売上960,000円、70%なら56枠・672,000円、60%なら48枠・576,000円、50%なら40枠・480,000円、40%なら32枠・384,000円(いずれも単価12,000円の場合)。稼働率を上げることが売上アップの最短ルートで、無理なく継続できる仕組みづくりが重要。新規とリピートのバランスがカギ。例として稼働率70%で56枠を埋める場合、新規(初めてのご来店)20%で約11枠+リピート(既存のお客様)80%で約45枠=合計56枠。新規は「広告など」でコントロール可能、リピートは「技術・接客・価値提供」で育つ、リピートが増えるほど安定して枠が埋まる。枠数(上限)×稼働率×単価=売上であり、まずは「上限を知ること」、そして「仕組みで埋めること」が目標達成の第一歩であることを示した図。
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Numbers

稼働率が変わると、売上はこう変わります

枠数の上限80枠、平均単価12,000円の場合の計算例です。稼働率(%)= 実予約数 ÷ 80枠 × 100 で求められます。

稼働率実予約数(月)売上(単価12,000円の場合)
100%80枠960,000円
70%56枠672,000円
60%48枠576,000円
50%40枠480,000円
40%32枠384,000円

※ 考え方を示すための計算例です。枠数・単価・営業日数はお店ごとに異なります。ご自身のお店の数字に置き換えて計算してください。

Points

枠数から考える4つのポイント

01

まず枠数(上限)を計算する

ベッド数(または席数)× 1日の枠数 × 月の営業日数。これが物理的な上限です。この数字を超える売上は、単価を上げるか、営業日を増やすか、席を増やすしかありません。

02

稼働率を上げることが、売上アップの最短ルート

同じ80枠でも、稼働率40%と70%では売上が約29万円変わります。新しい設備も追加の広告費も必要ありません。すでにある枠を埋めるだけです。

03

新規とリピートのバランスを見る

図の例では、稼働率70%で56枠を埋める場合、新規20%(約11枠)+リピート80%(約45枠)。新規は「広告など」でコントロールでき、リピートは「技術・接客・価値提供」で育ちます。

04

リピートが増えるほど、安定して枠が埋まる

新規だけで56枠を埋めようとすると、毎月56人の新規集客が必要になります。リピートの割合が高いほど、必要な新規集客数は減り、経営は安定します。

Summary

まとめ

枠数(上限)× 稼働率 × 単価 = 売上。この式に自店の数字を入れると、目標が現実的かどうかが判断できます。

まずは「上限を知ること」、そして「仕組みで埋めること」が、目標達成の第一歩です。1つの枠を、いかに継続的に埋めていくかが、安定した売上につながります。

枠数(上限)× 稼働率 × 単価 = 売上。まずは「上限を知ること」、そして「仕組みで埋めること」が、目標達成の第一歩です。

FAQ

よくある質問

稼働率100%を目指すべきですか?

現実的ではありません。準備・片付け・急なキャンセルを考えると、常に満席は運営が回りません。まず現在の稼働率を把握し、そこから10%上げることを目標にしてください。

枠数を増やせば売上は増えますか?

上限は上がりますが、埋まらなければ意味がありません。稼働率が低い状態で枠を増やすと、固定費だけが増えます。まず稼働率の改善が先です。

新規とリピートの理想的な比率はありますか?

図では新規20%・リピート80%が例として示されています。ただし開業直後は新規の比率が高くて当然です。年数と客層によって適正は変わります。

単価を上げるのと稼働率を上げるのは、どちらが先ですか?

稼働率が低い状態で単価を上げると、さらに予約が減る可能性があります。まず稼働率を安定させてから、単価の見直しに進むのが安全です。

自店の数字の整理を手伝ってもらえますか?

はい。ネットクルーの「Business Navi」では、予約データや売上の整理から、稼働率を上げるための改善策までご相談いただけます。

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