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利益から逆算する価格の決め方

必要な利益を先に決め、1回・1時間あたりへ落とし込みましょう。価格は、未来のための利益を残す設計です。

Intro

必要な利益を先に決め、1回あたりへ落とし込む

価格の決め方には、原価から積み上げる方法と、必要な利益から逆算する方法があります。積み上げだけでは「これで足りているのか」が分かりません。目標から逆算すると、その価格で目指す数字に届くかが先に分かります。

手順は4つです。月の目標利益を決める。販売できる枠数を把握する。1枠あたり必要な利益を計算する。原価・経費を加えて価格を決める。

たとえば月の目標利益が300,000円で、月に販売できる枠が60枠なら、1枠あたり必要な利益は5,000円。ここに1枠あたりの原価・経費4,000円を足すと、基準価格は9,000円になります。

Infographic

図解:利益から逆算する価格の決め方

1枚で全体像がわかる図解です。クリック(タップ)すると拡大表示されます。

利益から逆算する価格の決め方を示す図解。必要な利益を先に決め、1回・1時間あたりへ落とし込む。4つのステップは、月の目標利益を決める、販売できる枠数を把握する、1枠あたり必要な利益を計算する、原価・経費を加えて価格を決める。具体例は、月の目標利益300,000円 ÷ 月60枠 = 1枠あたり必要利益5,000円。必要利益5,000円 + 1枠あたり原価・経費4,000円 = 基準価格9,000円。注意点として、消費税・決済手数料・準備や片付け時間も確認する。価格は、原価を回収するだけでなく、未来のための利益を残す設計であることを示した図。
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Points

利益から逆算する4ステップ

この順番だと、「その価格で目標に届くか」が先に分かります。

01

月の目標利益を決める

生活費・返済・積立・将来の投資を足して、「毎月いくら残す必要があるか」を先に決めます。売上目標ではなく、利益目標です。

02

販売できる枠数を把握する

営業日数 × 1日の枠数で上限を出し、現実的な稼働率をかけます。上限で計算すると、達成できない価格になります。

03

1枠あたり必要な利益を計算する

月の目標利益 ÷ 販売できる枠数。これが、1回の施術で最低限残す必要のある利益です。

04

原価・経費を加えて価格を決める

必要利益に1枠あたりの原価・経費を足すと、基準価格が出ます。この価格が高すぎると感じるなら、枠数か目標を見直します。

Example

計算例と、確認しておきたい費用

見落としやすい3点を、計算に入れてください。

  1. 月の目標利益 300,000円 ÷ 月60枠 = 1枠あたり必要利益 5,000円
  2. 必要利益 5,000円 + 1枠あたり原価・経費 4,000円 = 基準価格 9,000円
  3. 確認:消費税の扱い(税込表示での手取りを確認する)
  4. 確認:決済手数料(クレジット・QR決済は売上に比例してかかります)
  5. 確認:準備や片付けの時間(施術時間だけで計算すると、実態より短くなります)

Summary

まとめ

逆算した基準価格が「今の相場より高い」と感じたときは、価格を下げる前に枠数と稼働率を確認してください。枠が埋まっていないだけなら、価格ではなく集客の問題です。

価格は、原価を回収するだけのものではありません。設備の更新、技術の習得、そして自分自身の休息。未来のための利益を残す設計にしてください。

価格は、原価を回収するだけでなく「未来のための利益を残す設計」。必要な利益を先に決め、1回あたりへ落とし込みましょう。

FAQ

よくある質問

目標利益は、どうやって決めればよいですか?

生活に必要な金額、借入の返済、設備の積立、将来への投資を足して計算します。「なんとなく30万円」ではなく、内訳から決めてください。

販売できる枠数は、上限で計算してよいですか?

いいえ。上限に現実的な稼働率(70%前後が一つの目安)をかけてください。上限で計算すると、達成できない前提の価格になります。

逆算した価格が相場より高くなってしまいます。

枠数(稼働率)を上げられないか、原価・経費を下げられないかを先に確認してください。それでも高い場合は、その価格で選ばれる価値を伝える設計に切り替えます。

消費税は、どう扱えばよいですか?

税込表示が原則なので、税込価格から税額を引いた金額が手元に入る売上になります。逆算するときは、税抜ベースで計算してください。

自店の数字で計算してもらえますか?

はい。ネットクルーの「Business Navi」では、目標利益の設定から枠数・稼働率の確認、基準価格の算出までご一緒に行っています。

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