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キャンペーンは「目的」から設計する

値引きを始める前に、誰のどんな行動を後押しするか決めましょう。キャンペーンは安売りではなく、行動のきっかけを設計するものです。

Intro

値引きを始める前に、誰のどんな行動を後押しするか決める

キャンペーンを考えるとき、最初に「何%引きにするか」から入ってしまうことがあります。ですが、決める順番はその逆です。まず「誰の、どんな行動を後押ししたいのか」を決めます。

目的は大きく4つに分かれます。新規体験(新しいお客様に来店のきっかけをつくる)、休眠客の再来店(しばらく来店のない方に再来店のきっかけをつくる)、季節需要(季節や行事に合わせたニーズを喚起する)、既存客への感謝(日頃のご愛顧に感謝を伝え、関係性を深める)。

目的が決まれば、特典は値引きでなくてもよいことに気づきます。優先予約、限定メニュー、追加ケア、役立つ情報、小さなギフト。値引き以外の選択肢のほうが、価値を下げずに行動を後押しできることもあります。

Infographic

図解:キャンペーンは「目的」から設計する

1枚で全体像がわかる図解です。クリック(タップ)すると拡大表示されます。

キャンペーンは「目的」から設計することを示す図解。値引きを始める前に、誰のどんな行動を後押しするか決める。目的の4分類は、新規体験(新しいお客様に来店のきっかけをつくる)、休眠客の再来店(しばらく来店のないお客様に再来店のきっかけをつくる)、季節需要(季節や行事に合わせたニーズを喚起し利用を促す)、既存客への感謝(日頃のご愛顧に感謝を伝え、関係性を深める)。設計の5項目は、対象者(誰に届けるか)、目的(どんな行動を後押しするか)、期間(いつ実施するか)、内容(どんな特典・企画にするか)、検証指標(どう効果を測るか)。値引き以外の特典は、優先予約(早めに予約が取れる特典)、限定メニュー(ここだけの特別メニュー)、追加ケア(ワンランク上のケアをプラス)、役立つ情報(美容や健康に役立つ情報提供)、小さなギフト(心づかいがうれしい贈り物)。表示ルールは、通常価格を明記する、特別価格を明記する、対象となるお客様を明記する、実施期間を明記する、利用条件を明記する。避けたい企画は、目的のない常時割引(価値を下げ、期待値を下げる)、条件が複雑(分かりにくさは離脱の原因に)、期限を何度も延長(締め切りの信頼がなくなる)、利益検証なし(効果が分からず、赤字の原因に)。例として夏の疲労ケア企画は、対象が既存客、期間が7〜8月、内容が季節ケア追加(ヘッドスパ+保湿)、指標が利用数・再来店率・利益額。キャンペーンは安売りではなく、行動のきっかけを設計するものだと示した図。
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Points

キャンペーン設計の5項目

この5項目が埋まってから、告知の準備に入ります。

01

対象者 ─ 誰に届けるか

新規なのか、休眠客なのか、既存客なのかを決めます。「全員」にすると、誰にも刺さらない内容になります。

02

目的 ─ どんな行動を後押しするか

初回来店なのか、再来店なのか、追加メニューの体験なのか。後押ししたい行動を一つに絞ります。

03

期間 ─ いつ実施するか

開始日と終了日を決めます。期限を何度も延長すると、締め切りそのものが信用されなくなります。

04

内容 ─ どんな特典・企画にするか

値引きだけが特典ではありません。優先予約・限定メニュー・追加ケア・役立つ情報・小さなギフトも有効です。

05

検証指標 ─ どう効果を測るか

利用数・再来店率・利益額など、終わったあとに振り返る数字を先に決めておきます。ここを決めないと、次に活かせません。

Check

表示ルールと、避けたい企画

価格を訴求する表示には、景品表示法上のルールがあります。必ず確認してください。

  1. 表示ルール:通常価格を明記する/特別価格を明記する/対象となるお客様を明記する/実施期間を明記する/利用条件を明記する
  2. 避けたい:目的のない常時割引 → 価値を下げ、期待値も下げてしまう
  3. 避けたい:条件が複雑 → 分かりにくさは離脱の原因になる
  4. 避けたい:期限を何度も延長 → 締め切りの信頼がなくなる
  5. 避けたい:利益検証なし → 効果が分からず、赤字の原因になる

Summary

まとめ

企画例です。「夏の疲労ケア企画」──対象:既存客/期間:7〜8月/内容:季節ケア追加(ヘッドスパ+保湿)/指標:利用数・再来店率・利益額。値引きを使わなくても、季節に合った追加ケアで行動を後押しできます。

終わったあとは、必ず指標を確認してください。利用数だけを見て「成功した」と判断すると、利益が減っていることに気づけません。

キャンペーンは安売りではなく「行動のきっかけ」を設計するもの。値引きを始める前に、誰のどんな行動を後押しするか決めましょう。

FAQ

よくある質問

「通常価格」を表示するとき、注意することはありますか?

その価格で実際に相当期間販売していた実績が必要です。実績のない価格を「通常価格」として比較に使うと、景品表示法(有利誤認)の問題になります。

常時割引を続けるのはよくないのですか?

目的のない常時割引は、その価格が実質の通常価格になります。価値を下げ、正規価格で選んでいただけなくなるため、期間と目的を決めて実施してください。

値引き以外の特典は、効果がありますか?

あります。優先予約や限定メニューは、価格を下げずに「今行く理由」をつくれます。既存のお客様には、値引きより喜ばれることも多いです。

効果はどうやって測ればよいですか?

利用数だけでなく、再来店率と利益額をあわせて見てください。利用は増えたが利益は減った、という結果は珍しくありません。

キャンペーンの企画を相談できますか?

はい。ネットクルーの「Business Navi」では、目的の整理から特典の設計、告知文と表示内容の確認までお手伝いしています。

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