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メニュー・価格設計 06

アップセル・クロスセルは「目的」で使い分ける

単価を上げるためではなく、必要な価値を補うために。提案の基準は売上ではなく、お客様の目的への適合です。

Intro

単価を上げるためではなく、必要な価値を補うために

アップセルとクロスセルは、どちらも「追加のご提案」ですが、性質が違います。アップセルは同じ目的で、より高い効果や充実した内容へ移っていただくこと(60分コース → 90分コース)。クロスセルは、目的達成を助ける関連メニューを追加すること(施術メニュー + ホームケア商品)です。

どちらも、単価を上げるための手段として使うと必ず失敗します。全員に同じ追加提案をすれば押し売りになり、断りにくい雰囲気をつくれば、次の来店そのものが遠のきます。

提案してよいのは、悩み・目標に合っていて、違いと追加料金を説明でき、断っても不利益がないと伝えられるときだけです。この3条件が揃わない提案は、しないほうが結果的に売上につながります。

Infographic

図解:アップセル・クロスセルは「目的」で使い分ける

1枚で全体像がわかる図解です。クリック(タップ)すると拡大表示されます。

アップセル・クロスセルは「目的」で使い分けることを示す図解。単価を上げるためではなく、必要な価値を補うために行う。アップセル(単価アップ)は、同じ目的で、より高い効果や充実した内容へ。例:60分コースから90分コースへ。クロスセル(関連提案)は、目的達成を助ける関連メニューを追加。例:施術メニュー+ホームケア商品で効果をサポート。提案してよい3条件は、悩み・目標に合う(お客様の目的達成に本当に役立つ内容であること)、違いと追加料金を説明できる(内容・効果の違いと料金を事前に明確に伝えること)、断っても不利益がない(お断りいただいてもサービスや関係性に影響しないこと)。提案フロー(お客様本位の進め方)は、確認(お悩み・目標・希望をヒアリング)、基本案の提示(目的に合う基本メニューを分かりやすく提案)、必要なら上位・関連案を提案(アップセル・クロスセルは必要な場合のみ提案)、比較・違いの説明(効果・内容・料金の違いをきちんと説明)、お客様が選択(ご納得のうえで、お客様自身が選択)の5段階。提案してはいけないNG行為は、全員に同じ追加提案をする、理由なく高い方へ誘導する、料金を後から伝える、断りにくい雰囲気をつくる・強くすすめる。会話例は「お客様の目的に合わせて、基本案と、効果をさらに高める案や関連するケアの案があります。違いをご説明してもよいですか?」。大切にしたい姿勢は、お客様の利益を最優先に考える、事実に基づいて誠実に伝える、長期的な信頼関係をつくること。提案の基準は売上ではなく、お客様の目的への適合であることを示した図。
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Points

提案フロー(お客様本位の進め方)

この順番を守るだけで、押し売りにはなりません。

01

確認する

お悩み・目標・ご希望をヒアリングします。ここを飛ばして提案に入ると、どんな内容でも押し売りになります。

02

基本案を提示する

まず目的に合う基本メニューを、分かりやすくご提案します。最初から上位案を出さないことが大切です。

03

必要なら上位・関連案を提案する

アップセル・クロスセルは、必要な場合のみご提案します。「必要かどうか」の判断基準は、お客様の目的に照らして考えます。

04

比較・違いを説明する

効果・内容・料金の違いを、きちんと説明します。どちらを選んでも対応できることを、あわせてお伝えください。

05

お客様が選択する

ご納得のうえで、お客様自身に選んでいただきます。こちらが決めるのではありません。

Compare

提案してよい3条件と、してはいけないNG行為

同じ内容の提案でも、条件と伝え方で受け取られ方が正反対になります。

提案してよい3条件

  1. 悩み・目標に合う
  2. 違いと追加料金を説明できる
  3. 断っても不利益がない

3つが揃っているときだけ、ご提案してください。

提案してはいけないNG行為

  1. 全員に同じ追加提案をする
  2. 理由なく高い方へ誘導する
  3. 料金を後から伝える
  4. 断りにくい雰囲気をつくる・強くすすめる

一度でもあると、その後の信頼関係に長く影響します。

Summary

まとめ

切り出し方に迷う場合は、こう伝えてください。「お客様の目的に合わせて、基本案と、効果をさらに高める案や関連するケアの案があります。違いをご説明してもよいですか?」。許可を得てから説明する形にすると、押し付けになりません。

大切にしたい姿勢は3つです。お客様の利益を最優先に考えること。事実に基づいて誠実に伝えること。長期的な信頼関係をつくること。目の前の1回の単価より、次の来店のほうが大きな価値になります。

提案の基準は売上ではなく、お客様の目的への適合。必要な価値を、必要な分だけ、誠実にご提案しましょう。

FAQ

よくある質問

追加提案をすると、嫌がられそうで踏み込めません。

「ご説明してもよいですか?」と許可を得る形にしてください。判断の材料をお渡しするだけなら、嫌がられることはほとんどありません。

ホームケア商品をすすめるのは物販になりませんか?

目的達成を助けるものであれば、施術の一部としてご案内できます。ただし、効果を断定する表現は避けてください。化粧品や健康食品には表示上のルールがあります。

断られたあと、どう対応すればよいですか?

そのまま基本案で進めてください。「またご希望があればいつでもどうぞ」の一言で十分です。理由を尋ねたり、再度すすめたりしないでください。

スタッフによって提案のしかたに差が出ます。

提案フローと会話例を紙にして共有してください。判断基準(悩み・目標に合うか)が揃えば、言い回しの差は問題になりません。

提案の型づくりを相談できますか?

はい。ネットクルーの「Business Navi」では、提案フローの整理と、スタッフ間で共有できる形へのまとめをお手伝いしています。

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