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メニュー・価格設計 14

メニュー設計を「経営数字」につなげる

売上だけでなく、利益・稼働・継続を同時に確認しましょう。メニューの「役割」と「数字」をセットで判断します。

Intro

売上だけでなく、利益・稼働・継続を同時に確認する

メニューの良し悪しを売上だけで判断すると、判断を誤ります。よく出ているメニューでも、時間がかかりすぎていたり、利益がほとんど残っていなかったりすることがあるからです。

見るべき数字は5つあります。選択率(どれが選ばれているか)、客単価、時間当たり利益(利益÷施術時間)、リピート率、キャンセル率。この5つを並べると、売上表だけでは見えない状態が分かります。

とくに注意したいのが「売上が増えても危険な状態」です。長時間メニューばかりになっている、利益の低いメニューに集中している、新規だけ増えて再来店していない。この3つは、売上が伸びていても経営が苦しくなっていくパターンです。

Infographic

図解:メニュー設計を「経営数字」につなげる

1枚で全体像がわかる図解です。クリック(タップ)すると拡大表示されます。

メニュー設計を「経営数字」につなげることを示す図解。売上だけでなく、利益・稼働・継続を同時に確認する。見るべき5つの数字は、選択率、客単価、時間当たり利益、リピート率、キャンセル率。メニューごとの採算表の例では、入口ポジションが価格5,000円・時間60分・利益2,000円・役割は体験、主力ポジションが価格10,000円・時間90分・利益4,500円・役割は中心、上位ポジションが価格16,000円・時間120分・利益8,000円・役割は高い価値。※この数値は一例で、サロンの原価や条件により異なる。売上が増えても危険な状態は、長時間メニューばかり、利益の低いメニューに集中、新規だけ増えて再来店しない。改善の考え方は4つ。売す(役割も数字も良いメニューはこのまま残す)、育てる(役割は良いが数字が弱いものは育てて強化する)、見直す(役割が弱く数字も弱いものは見直して改善する)、終了する(役割がなく数字も悪いものは終了する)。メニューの「役割」と「数字」をセットで判断する。月1回の確認は、実績を集計、計画との差を見る、原因を考える、一つだけ改善、の4段階。完璧を目指すより、小さく改善を続けることが大切。良いメニュー設計は、満足と利益を両立して続けられる経営をつくることを示した図。
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Points

改善の考え方 ─ 役割と数字をセットで判断する

数字だけで切らず、役割とセットで判断するのがポイントです。

01

残す ─ 役割も数字も良い

役割がはっきりしていて、数字も良いメニューです。手を加えず、このまま残します。

02

育てる ─ 役割は良いが数字が弱い

必要な役割を担っているのに選ばれていないメニューです。見せ方・説明・置き場所を変えて強化します。

03

見直す ─ 役割が弱く数字も弱い

役割も曖昧で数字も出ていないメニューです。内容・時間・価格のどれかを見直します。

04

終了する ─ 役割がなく数字も悪い

他のメニューと役割が重複していて、数字も出ていないものです。思い切って終了すると、全体が選びやすくなります。

Example

メニューごとの採算表(例)と、月1回の確認

時間当たりの利益で並べると、判断しやすくなります。

  1. 入口:価格5,000円/時間60分/利益2,000円/役割は体験
  2. 主力:価格10,000円/時間90分/利益4,500円/役割は中心
  3. 上位:価格16,000円/時間120分/利益8,000円/役割は高い価値
  4. ※ 数値は一例です。原価や条件により異なります
  5. 月1回の確認:①実績を集計 → ②計画との差を見る → ③原因を考える → ④一つだけ改善

Summary

まとめ

改善は、完璧を目指すより小さく続けることが大切です。月に一度、実績を集計して計画との差を見て、原因を考え、一つだけ改善する。この繰り返しで十分に変わっていきます。

一度にすべてを見直そうとすると、途中で止まってしまいます。「今月はこのメニューの説明文だけ」で構いません。

良いメニュー設計は、満足と利益を両立して「続けられる経営」をつくります。売上だけでなく、利益・稼働・継続を同時に確認しましょう。

FAQ

よくある質問

時間当たり利益は、どう計算しますか?

そのメニューで残る利益 ÷ 施術時間で計算します。カウンセリングや片付けの時間も含めると、より実態に近づきます。

売れているメニューを終了してもよいのですか?

数字だけで判断しないでください。役割(入口・主力・追加・継続)を担っているなら残します。終了を検討するのは、役割も数字も弱いものだけです。

何か月分のデータを見れば判断できますか?

最低3か月、できれば6か月分を見てください。季節要因があるため、1か月だけでは偏った判断になります。

数字を集計する手間がかかります。

最初から全メニューを追わなくて構いません。主力と、気になっているメニューの2〜3品だけから始めてください。

採算表づくりを手伝ってもらえますか?

はい。ネットクルーの「Business Navi」では、メニューごとの採算表の作成と、月次で振り返る仕組みづくりをお手伝いしています。

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