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メニュー・価格設計 08

価格帯は「役割の比率」で整える

安い・高いではなく、入口・主力・上位のバランスを見ましょう。価格帯の目的は、幅を広げることではなく主力を選びやすくすることです。

Intro

価格帯を増やすほど、選ばれにくくなることがあります

「安いものから高いものまで揃えておけば、どなたにも対応できる」。そう考えて価格帯を広げると、かえって選びにくいメニュー表になることがあります。

価格帯には3つの役割があります。体験しやすい入口価格帯、最も選んでほしい主力価格帯、高い成果や特別な体験を提供する上位価格帯。大切なのは金額の幅ではなく、この3つの比率です。

目安は入口20%・主力60%・上位20%。ただしこれは絶対値ではなく、見直しの出発点として使う数字です。自店の構成をこの比率と比べてみると、どこが偏っているかが見えてきます。

Infographic

図解:価格帯は「役割の比率」で整える

1枚で全体像がわかる図解です。クリック(タップ)すると拡大表示されます。

価格帯は「役割の比率」で整えることを示す図解。安い・高いではなく、入口・主力・上位のバランスを見る。三つの価格帯は、入口価格帯(体験しやすい)、主力価格帯(最も選んでほしい)、上位価格帯(高い成果や特別な体験)。推奨構成の目安は、入口20%、主力60%、上位20%。ただし絶対値ではなく見直しの出発点。各価格帯の役割は、入口が新しいお客様との接点、主力が満足と売上の中心、上位が選択肢と価値の幅。偏りが起こす問題は、入口が多すぎると低価格依存になりやすい、上位が多すぎると選びにくく決められない、主力が曖昧だとおすすめが伝わらない。見直す数字は、選択率、客単価、リピート率、利益額。具体例は、入口5,000円+主力10,000円+上位15,000円以上。ただし業態と価値に合わせる。価格帯の目的は、幅を広げることではなく、主力を選びやすくすることだと示した図。
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Points

3つの価格帯が果たす役割

金額の幅ではなく、役割の比率で考えます。

01

入口価格帯 ─ 新しいお客様との接点

体験しやすい価格で、まだお店を知らない方の最初の一歩をつくります。ここが無いと、興味を持った方が試せません。

02

主力価格帯 ─ 満足と売上の中心

最も選んでほしい価格帯です。全体の6割程度がここに集まる状態が理想で、お店の強みが最もよく伝わるメニューを置きます。

03

上位価格帯 ─ 選択肢と価値の幅

高い成果や特別な体験を求める方のための価格帯です。数は少なくても、主力の価値を相対的に伝える役割があります。

04

比率の目安 ─ 入口20%・主力60%・上位20%

この比率と自店を比べて、偏っているところを見つけます。絶対に守る数字ではなく、見直しの出発点として使ってください。

Check

偏りが起こす問題と、見直しに使う数字

前半3つが偏りのサイン、後半4つが判断に使う数字です。

  1. 入口が多すぎる → 低価格依存になりやすい
  2. 上位が多すぎる → 選びにくく、決められない
  3. 主力が曖昧 → おすすめが伝わらない
  4. 見直しに使う数字:選択率(どの価格帯が選ばれているか)
  5. 見直しに使う数字:客単価(売上 ÷ 客数)
  6. 見直しに使う数字:リピート率(再来店 ÷ 初回来店)
  7. 見直しに使う数字:利益額(価格帯ごとに手元に残る金額)

Summary

まとめ

具体例としては、入口5,000円・主力10,000円・上位15,000円以上といった構成が考えられます。ただし、これは一例です。業態と提供している価値に合わせて金額は変わります。

価格帯を見直すときは、金額を上げ下げする前に「どの価格帯が選ばれているか」を確認してください。入口ばかりが選ばれているなら、主力の魅力が伝わっていない可能性があります。

価格帯の目的は、幅を広げることではなく「主力を選びやすくすること」。入口・主力・上位のバランスを見ましょう。

FAQ

よくある質問

入口20%・主力60%・上位20%は、必ず守るべき比率ですか?

いいえ。見直しの出発点として使う目安です。業態や客層によって適切な比率は変わります。自店の構成を書き出して、この目安と比べるところから始めてください。

上位価格帯は、売れなくても置いておく意味がありますか?

あります。上位があることで、主力の価格が相対的に選びやすくなります。ただし数を増やしすぎると、選択肢が多すぎて決められなくなります。

入口メニューばかり選ばれてしまいます。

主力の価値が伝わっていない可能性があります。入口と主力の違い(内容・時間・得られる変化)を、メニュー表の中で明確にしてください。

比率はどのくらいの頻度で確認すべきですか?

月次で選択率を見て、四半期ごとに構成を振り返る程度で十分です。毎月組み替える必要はありません。

自店の価格帯を整理したいのですが。

はい。ネットクルーの「Business Navi」では、現在のメニューを価格帯ごとに分類し、選択率と利益額から見直す点を洗い出しています。

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